古民家の思い出(動画仮原稿)

  • 2024年9月13日
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近日公開予定の仮原稿です

 

部屋の床が1面全部抜けました☆

 

広島県三次市で営業しているごく普通の模型屋

ホビーショップくらくらでございます

先日の動画でちょっとだけ以前の店舗のことをお話したのですが

ホビーショップくらくらは過去

昭和初期に建築された古民家を模型屋として

かなり強引に営業していました

「新しくて懐かしい!?古民家模型屋」

なんて銘打って宣伝してましたが

なんのこたぁない他に行くところがなかったからです

そんな古民家模型屋ですが

古民家の名にふさわしい老朽化具合で

様々な建物トラブルが満載でした

「そんな模型屋あってたまるかよ!」

みたいなボロボロでギリギリの状況で営業していた頃の

思い出という名の事件を語ってみようと思います

模型屋経営は常にギリギリです

・コントみたいに床が抜けた

床が抜けるって聞いて、どんな想像をされますか?

板の間だったら、一枚が腐ってて踏み抜いちゃった!キャハ☆

みたいな感じですかね?

くらくらほどの古民家になると格が違っていて

床全部が抜けました

ガタン!って言って人(店長)が落ちました

イメージとしては「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の床です

ああいうときって突然だと声でないもんですね

「ぉっ」みたいなちっさいうめき声とともに世界が沈みました

床が腐って抜けるってのは古い建物を表現するお約束みたいなものですが

その時は大引きと根太がセットで崩れ落ちました

原因はとっても簡単、シロアリです

大変おいしくいただかれており、崩れ落ちていきました

一か所が完全に崩落したため他の箇所も

「俺も俺もー!」みたいな感じで崩れ落ちました

ちなみに束石?ってやつはマジの石でした

おもろいやん、天然石やん

 

当然素人でどうにかできるわけないので業者さんにお願いして

大工事です

4部屋あるウチの3部屋が危機的状態でした

え?その一部屋もやばかったんじゃないかって?

調べてないのでわかりません☆

ちなみにこれとは別にそれはそれとして

床板を3回くらい踏み抜きました

上も下もボドボドだぁ!

 

☆部屋でテントを張った雨漏り100%の屋根

下もダメなら上もダメというのはよくある話で

床が終わってるなら天井も終わってました☆

大雨で雨漏りやべぇなんてのはよくある話ですが

当時の店は小雨だろうが大雨だろうが

脅威の雨漏り率100%!

雨漏りするたびに雨の降ってる中

副店長が屋根に上って瓦の位置を直してました

「お前が登れよ店長」と思われたかもしれませんが

古民家の屋根が風化寸前のコンクリ瓦でして……

当時店長が体重が100キロ超えていたこともあって

瓦に乗ると瓦が割れて雨漏り被害が広がりかねなかったんです……

一回乗って割りました、とても悲しい

瓦を固定する器具がほぼ破損しているため、ただ置かれているという状態

瓦の下にひいているものもほぼなくなっているので

雨はほぼ素通し状態

瓦の位置を直すとその時は改善するんですけどねぇ

雨が降る頃には ずれてる、瓦がずれてる

末期には瓦をどうしようが雨漏りは防げなくなっていたので

開き直ってブルーシートかけてました

まぁブルーシートかけてても雨漏りしてましたけどね☆

 

商品がおいてる部屋は雨漏りしてなかった・・・というか

雨漏りしない部屋を売り場に選んだので

それ以外の部屋で当然生活をすることになります

寝室に雨が降ります

日中ならまだしも、夜は危なくて屋根の応急処理ができないので

室内で吹き荒れる嵐が去るのを待つしかありません

いつ降るかわからない雨に備えるため

寝室は常にテントを張ってました

比喩表現抜きで常にテント設営です

はは、笑える

ゆるキャン△だよ☆

ここをキャンプ地とする

毎日寝室をキャンプ地にしてました

あまりにも雨漏りするので最後の方は

雨降ってくるとメンタルが不安定になってました

屋根が劣化していくのがわかるんですよ

「屋根が・・・屋根が落ちる!」ってよく言ってました

今でこそ「強化人間かよwww」って笑い話なんですけど

当時は本気で怖かったですね

・お客さんに「店が火事ですよ!」って心配された

風呂がねぇ、薪で沸かす風呂だったんですよ・・・

沸かすのに30分かかるわ、湯加減のコントロールは難しいわ……

夏場は沸かすだけで汗だく、冬場は寒くてたまらない

慣れないうちは火をつけるのも一苦労でした

 

んで、営業の傍ら風呂を沸かしておくと

当然ながら結構の量の煙が出るわけですが

慣れてないと火がうまく燃やせなくて、くすぶっちゃって

すごい量の煙が煙突から吹き出しちゃって

そりゃもうもくもくで

来たお客さんが慌てて

「お店、火事になってませんか!?」って言ってくる始末

ほんまごめん、風呂です

お客さんのバツの悪そうな顔が忘れられません

ほんまごめん……!

ちなみにこの頃、お客様からの差し入れで

風呂を沸かす用の薪を差し入れしてもらいました

風呂用の薪を差し入れしてもらった模型屋は多分

日本でウチだけだと思います☆

 

・部屋にタケノコが生えてきた

もはやそのまんまの意味ですが

部屋にタケノコが生えてきました

台所の土間だったのでかろうじて致命傷で済みましたが

竹とか笹とかって地表に出てきたやつを処分すれば終わりってわけじゃないんですよね……

細かい説明は省きますが、第二第三のタケノコが生えてきました

住んでいる間は戦っていましたが、今は多分もう・・・

 

・思い出がいっぱいの古民家模型屋

他にもこまごま事件はいっぱいありましたが

天も地も常に大ピンチの店舗でした

ブレーカーもよく落ちてましたね、電子レンジ2分使ったら

百発百中で落ちてました

広島の記録的な豪雨の時、床下浸水ギリギリまで行ったのもいい思い出です

いや、よくはねぇよ 絶対いい思い出ではねえわ

むしろあの時倒壊しなくて本当によかった・・・よかった・・・

雪が降れば臨時休業するどころか

自分の家に車で帰る事もままならなくなる豪雪・・・!

坂道が急すぎてウチの車じゃ登れなくなるんですよね

ツイッターで

「絶対に来るな!事故るぞ!」と注意をしたのを覚えています

店としてどうかというより建物としてどうなのか?ってレベルの

荒廃具合でしたが、ありがたいことに

その頃からずっとご贔屓にしてくださるお客様のおかげで

今なんとかかろうじて営業できております

そして当時心の支えになっていたのが

瓦の素材で作られた「瓦ガンダム」

アトリエしまねのかたやまひろしさんが作成された大きなガンダム

この瓦ガンダムさんをご縁で一時期展示させていただいてました

雨の日も雪の日もお店の前に居てくれた

守り神さま

正直この瓦ガンダムがないと何屋なのかすらもわからないレベル……

当時、店の行く末がどうなっていくのか不安でしょうがない時

気持ちの助けになってもらいました

 

 

たくさんの方のおかげで今現在もかろうじてお店として

存続させていただいております

まぁめっちゃ儲かっているかと言われれば

かろうじて生活できてるって程度で

まだ借金も残ってるけどね!ね!☆

古民家時代の思い出をこれからも笑い話にできるように

これからも頑張っていこうと思いまーす!

というわけで今回もみんな大好き事件簿シリーズでした

次回はガチめにやらかした話を動画にします

わざとじゃ・・・わざとじゃないねん・・・

 

 

ショートではお店の情報を!

長編ではお店の物語を!

配信ではサンプル組立やお仕事の様子など!

毎日あがきにあがきまくっているので

是非楽しんでいってくださいねー!

 

もしお楽しみいただければ

チャンネル登録や高評価いただけましたら幸いです!

コメント、楽しく拝見させていただいております

いつも感謝です

ではまた次回お会いいたしましょう!

ホビーショップくらくらでした!じゃーねー

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